用途概要
シリカヒュームは、高強度・耐久性・寸法安定性が必須となるガラス繊維補強コンクリート(GFRC)・プレキャストコンクリート用途で重要な役割を果たします。シリカヒュームの超微粒子がセメント粒子間の微細空隙を埋め、より緻密で不浸透性のマトリックスを形成します。
GFRC 用途では、シリカヒュームがガラス繊維とセメントマトリックスの付着性を向上させ、曲げ強度を高め、アルカリ環境下での繊維劣化リスクを低減します。これにより、優れた機械的特性を持つ、より薄く軽量なパネルが実現できます。
プレキャストコンクリート部材では、シリカヒュームの添加により透水性が大幅に低減し、塩化物浸透・凍結融解サイクル・化学的侵食に対する抵抗性が向上します。これにより、建築外装・構造部材・インフラ部品の耐用年数が長くなります。
主なメリット
向上した耐久性
透過性を大幅に低減し、環境劣化に対する耐性を向上させます。
軽量化
強度を損なうことなく、より薄く軽量な部材の製造を可能にします。
寸法安定性
収縮を最小限に抑え、長期的な寸法安定性を向上させます。
表面仕上げ向上
表面欠陥を低減し、より滑らかな表面を実現します。
技術データ
| 特性 | シリカヒューム無配合 | シリカヒューム配合(8-12%) |
|---|---|---|
| 圧縮強度(28 日) | 40-50 MPa | 70-90 MPa |
| 曲げ強度 | 5-7 MPa | 10-14 MPa |
| 透水性 | 高い | 非常に低い |
| 塩化物イオン浸透 | 高い(>2000 クーロン) | 非常に低い(<500 クーロン) |