高温性能向上
耐火物用途ではシリカヒュームが優れた微細充填材・結合剤として、キャスタブル・吹付け材・その他不定形耐火物の特性を改善します。超微粒子が耐火骨材間の空隙を埋め、より緻密な充填と低気孔率を実現します。
シリカヒュームはアルミン酸カルシウムセメントとのポゾラン反応により、耐火キャスタブルに高強度結合を形成します。これにより中間温度域(800~1200℃)での冷間圧縮強度・破壊係数・耐摩耗性が向上します。
低セメント・超低セメントキャスタブルでは、シリカヒュームが高温性能を維持しつつ最適な流動性を実現するために不可欠です。添加により粒子分布が改善され、水量が低減されることで、密度と耐熱衝撃性が向上します。
性能メリット
耐熱衝撃性
急激な温度変化に対する抵抗性向上
気孔率低減
より緻密な微細組織と低い透過性
強度向上
高い冷間圧縮強度・破壊係数
耐スラグ性
スラグによる化学的侵食に対する抵抗性向上
産業用途
鉄鋼業
取鍋・タンディッシュ・アーク炉・トーピードカー
セメント業
ロータリーキルン・予熱器・クーラーライニングシステム
非鉄金属業
アルミ保持炉・銅製錬・焼却炉
技術仕様
| 特性 | 標準キャスタブル | シリカヒューム配合(2-4%) |
|---|---|---|
| 冷間圧縮強度(110℃) | 40-60 MPa | 70-90 MPa |
| 破壊係数(110℃) | 6-8 MPa | 10-12 MPa |
| 見かけ気孔率(%) | 18-22% | 14-17% |
| かさ密度(g/cm³) | 2.6-2.7 | 2.8-2.9 |
| 熱衝撃サイクル(1300℃→水冷) | 10~15 サイクル | 20~25 サイクル |